紙おしぼり「クリール」とは?
高級和紙おしぼり「クリール(Cleal)」は、1988年に岐阜県岐阜市に拠点を置く角田紙業株式会社によって生み出されました。この高級和紙おしぼりは、3層構造になっており、美濃和紙と呼ばれる伝統工芸品を加工して作られています。この独自のアプローチは、業界全体から高い評価を得ています。
とくにクリールは、布よりも柔らかくふんわりとした使い心地と、使い捨てによる衛生面への安心感で、飲食店やホテルを中心に採用されています。
海外の高級ホテル等にも紙おしぼりクリールを供給しており、日本のおしぼり文化だけではなく、日本の伝統や技術を世界中に広めることに貢献しています。
角田紙業株式会社について
紙おしぼり「クリール」の製造元である角田紙業株式会社は岐阜市にあります。1936年(昭和11年)に日用品雑貨問屋として創業しており、1979年(昭和54年)に紙おしぼりの生産を開始されました。
独自3層構造の製法を開発し、特許と意匠登録を取得。新工場を建てて増産体制を築き、1988年に特許を活用した紙おしぼり「CLEAL(クリール)」を発売。
近年では、大手総合商社での勤務経験がある角田紙業株式会の社長がフランス、ドバイ、シンガポールなどに出向き、高級レストランのオーナーシェフや一流ホテルの総支配人と直接交渉して、コンテナ単位の商談をまとめており、いま積極的に海外に打って出ている国内企業のひとつです。
美濃和紙とは
美濃和紙は奈良時代からの伝統と歴史を誇る岐阜県産品。
和傘の材料、障子紙や照明器具などに使われてきました。